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分析家の独り言626(イメージにとらわれず自由な発想)


私達は知覚したものを記憶と照合して、その物、事、人などをイメージ化して見ています。

過去の経験の中でAさんとはこういう人だというイメージがあります。

それは過去のAさんであって、今のAさんを見ているのではありません。

自分が経験から作ったイメージを通して見ている場合は、思い込みが大きくなります。

そのために今のAさんとはズレが生じ一致しません。

人は日々変化しているので、過去と全く同じ状態ではありません。


今度は、自分が人から見られる側になった場合、

同じように、他者は過去の自分のイメージを通して見ていることになります。

すると、今の自分と、その人のイメージの自分はズレていて一致しません。


これは悪役の俳優さんは、日常プライベートでも性格が悪そうに見られるのと同じです。

また、映画やドラマがシリーズ化され同じ役をやっていくと、

その役のイメージがついてしまい、他の作品にまで影響が出てしまうとききます。

一度貼られたイメージは、なかなか変更されないということです。


こうして私達は、現実のその人を見ているのではなく、つくられたイメージを見ています。


子どもの頃に否定されたり虐待を受けるなどすると、人へのイメージはマイナス、

否定的であったり、恐怖心を持ったりします。

すると、大きくなっても人へのマイナスイメージが消えず、

人とは自分を受け入れないもの、攻撃を加えるものという意味がついてしまします。


初めに、親との関係で受け入れられ、プラスのイメージを持てたなら、

そのイメージで人を見ることになります。

これは大きな違いです。


過去のイメージにとらわれず、今を見ること。

そしてあらゆる角度から物事を見て考えられる自由な発想をすること。

それには、「これはこうあるべき」、「こうなければならない」という枠にはまっている自分に気づき、

固定したイメージ・観念を持たず、心が柔らかく自由であることが大事です。


                             - インテグレーター養成講座3 イメージ論- より


                               インテグレーター(精神分析家) 登張豊実



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