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分析家の独り言 630(子どもの性格 No.2)


分析家の独り言629(子どもの性格) で書いたように

対人関係のパターン(性格)をつくる目的は、一つには安全性でした。

もう一つは、経済性です。

心的エネルギーの消費を抑えて、節約(エコノミー)すること。

パターン化しておけば、その時々に一から考えて対応しなくて済みます。

また、その都度ソフトを組み替えていたら、心的エネルギーは膨大な量が必要になります。

すると当然疲れてしまい、他へ対応や楽しみに使えるエネルギーは限られます。

他に気が向かず、やる気になれず、もう休んでおこうとなります。


そのために同じパターンを繰り返し反復します。

このために性格は変わらないと、一般に思われています。

そして対象に対する反応、性格がワンパターンだと表現されます。

同じパターンを反復するために、相手にこのパターンを読み取られてしまうためです。

それがあの人は「優しい人」、「真面目な人」、「怒りっぽい人」、「内気な人」

というように、人に貼るレッテルです。


こうして安全性と経済性をもとに性格はつくられます。

子どもは親の性格、パターンを読み取り、こう対応すれば機嫌がいい、

こう対応すれば怒られると読み取っています。

子どもに、「お母さん(お父さん)ならそう言うと思った」と言われるようでは、

固定し決まりきった言動を繰り返しているということです。


固定観念や頑固さで固まってしまうと、融通が利かなくなります。

親にはめられた「べきだ」、「ねばならない」で生きていると、息苦しいものです。

しかし、それさえも気づかずにいることもあります。

それをまた子どもにはめてしまいます。


心の余裕、自由度を持つことが肝要と考えます。



                              - インテグレーター養成講座1 性格論- より



                                          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実



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