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分析家の独り言 339 (家庭に明るさを生むためにすること)

不登校・ひここもり・非行など何らかの問題を表す子どもの両親の関係に共通点がある。

それは、父、母が逆転しているという事。

父親は掟であり、ルール・規則であるから、子どもに威嚇や暴力を使わずに社会で生きていくためのルールを教える。

していい事と悪い事を子どもに諭す。

母親は子どもを配慮し思いやり優しく世話(オールOK)する。

ところが、この役目が逆転し、母が日常の細々とした事に命令指示を出し口うるさく、父は無口で子どもの事には余り口を出さず、優しい。

優しいといえば聞こえはいいが、そこに男性性や父性性がない。

言うべきところで言わず、小言をいう母親をたしなめる事もせず傍観者か逃げてしまう場合もある。

そうすると、そもそも夫婦の関係が問題である。

夫(父親)にすれば、「妻(母親)がうるさく言うから、俺まで言う事はないだろう」、と言い、妻(母親)からすれば「夫(父親)が何も言わないから私が言うしかないでしょう」、となる。

これを夫婦共謀というが、この共謀の連鎖は止まらず強化されて行く。

その中で、子どもは何らかの問題を表し、それは外に向かって「この家はおかしい!」とサインを出す。

そうして子どもが様々な形でサインを出す事によって、夫婦(両親)は互いが協力し子どもに対応する事になる。

それでも最初は、真面目に一生懸命生きて子育てしてきたのになぜ子どもはこんなふうに問題を起こしたのだろうと嘆き悩み苦しむ。

そしていろんなところに相談にいき、私どもラカン精神科学研究所にたどり着かれる方々がいる。

分析していくと、初めは子どもを責めたり、妻が夫を、夫が妻を責めていたが自分を見つめる。

相手が云々ではなく、まず自分の歪みを欠損を正していく。

当然、夫婦共謀は止まる。

自分を知りることが、自分を変えていく。

自分が変われば子どもが、相手が変わる。

本来あるべき家庭の明るさがそこに生まれる。


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